使い捨て手袋を使う現場においてはどこの現場でも良いのは、ニトリル手袋です。それはニトリル手袋が油や薬品に強く、強度のある万能タイプの手袋だからです。そういう手袋だからこそ油作業、機械を扱う作業、石油を扱う作業にも向いているし、食品製造・加工業、工場、ガソリンスタンド、製造加工業、病院などでも使われています。
そんなどんな現場でも使えるニトリル手袋ですが、難点は価格が高いと言うことです。だからどこの現場でも少しでも手袋のコストダウンを考えて、ニトリル手袋の代わりになる安価な手袋を使っています。
私などが働く飲食関係では安価な上に軽作業、調理、食品加工、食品盛り付けなどに向くポリエチレン手袋がよく使われます。ただポリエチレン手袋はフィット感がないので手から外れやすいのと、この季節は手袋の中がすぐ汗だくになるので、手袋を取り替えるときにいちいち手を洗い拭いて乾かす作業が必要になってきて、面倒です。
ですからニトリル手袋にOUTLET品があれば使いやすくていいです。しかしそこはOUTLET品安い分だけ多少の難はあります。
そこで今回、TSCニトリル手袋 OUTLET品の油汚れについて調べてみました。
TSCニトリル手袋 OUTLET品の油汚れについて
株式会社TSCが取り扱うニトリル手袋のOUTLET品はOUTLETのため汚れ・黒点・キズなどがある場合があります。そもそもOUTLETとは簡単に言うと在庫や訳ありの商品のことを指します。株式会社TSCが取り扱うニトリル手袋のOUTLET品は国際合格品質水準(AQL)が2.5パーセントの商品です。
国際合格品質水準が2.5パーセントというのは、抜き取り検査でLotの合格判定をしても、不良が含まれる確率が2.5%ありえるという意味です。ということは100枚入りの商品なら2.5枚不良品が入っている場合があると言うことです。また中でも油が付いている物がありますがその油は安全です。
というのも近年では食品工場などでも機械化が進み、機会を正常に動かすために潤滑剤が必要ですが、一般的な機械油やグリースなどの潤滑剤は口に入れることを想定していないので、混入したものを食べると発がん性作用や、健康状態が悪化したりする可能性があります。
そこでHACCPでは、そのような事態が起こらないように、危険を回避するために潤滑剤を使用しない、潤滑剤の漏れがない・触れ合わない対策、偶発的接触が許容される潤滑剤を使用することと決めています。
一般の潤滑剤は鉱物油が原料になっているため、混入すると食べた人に危険が及びますが、NSF H1規格に適合している潤滑剤はホワイトオイルや合成油など、米国食品医薬安全局の一覧にある基油と添加剤を配合したものです。
NSF H1とは、食品に偶発的に接触する可能性がある箇所に使用できる潤滑剤の規格で、この規格に登録されている潤滑剤は万が一食品に混ざって食べてしまっても安全なものです。
最近は潤滑剤を必要としない部品の販売などの開発が進んではいるものの、電力の使用量増加や、部品の寿命低下などまだまだ多くの課題があります。
まとめ
いかがでしたか?今回TSCニトリル手袋 OUTLET品の油汚れについて調べた結果
TSCニトリル手袋 OUTLET品には油汚れが付いている物もあるが、それはHACCPの規格に登録されている「NSF H1」なので安全である。
HACCPでは、健康被害などが発生する事態が起こらないように、危険を回避するために潤滑剤を使用しない、潤滑剤が漏れない・触れない対策、偶発的接触が許容される潤滑剤の使用を決めている。
ということが分かりました。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。