ノロウイルスの感染経路は?

秋から春にかけて流行するノロウイルス感染症は「感染性胃腸炎」の1つでノロウイルスに感染し嘔吐、下痢、発熱などの症状を引き起こす病気で、食中毒も引き起こしやすいです。

またノロウイルスは感染力が強いので、十分な衛生管理が必要です。

しかしアルコール等の消毒薬はあまり有効ではなく、予防にはしっかりとした手洗いと、ウイルス汚染された表面の消毒などが有効です。

今回はそのノロウイルスの感染経路について調べてみました。

経口感染

ノロウイルスを保有しやすい牡蠣やアサリなどの二枚貝のように、ノロウイルスに汚染された食品を生で食べたり、それらを十分に加熱しない状態で食べたら感染します。

また、食品を取り扱う人がノロウイルスに感染したことに気付かず、ノロウイルスを含む嘔吐物や便で汚染された手で収穫や加工・調理や配膳をしてしまい、その際に食品が汚染され、それを食ベることで感染します。

接触感染

ノロウイルスに汚染された食品や、ノロウイルスに感染した人の嘔吐や下痢によって体外に排出された物に接触した手指にウイルスが付着し何らかの拍子に体内に侵入することで感染します。

またノロウイルスに感染した人が排便後に十分に手洗いをせずトイレや洗面所、ドアノブ、食器などを触った手指を介して間接的に感染するケースもあります。

空気感染

ノロウイルスに感染した人の嘔吐や下痢によって体外に排出された物の処理が適切に行なわれなくて、残存したノロウイルスを含む小粒子が空気中に舞い上がりそれを吸入してしまい感染します。

ノロウイルスは感染した人の嘔吐物や便などと一緒に多く排出されるため、これらの汚物
がしっかり取り除かれないまま乾燥してしまい、ホコリと一緒に空気中を舞ったノロウイルスを吸いこんだり、身体に付着したりして最終的に口の中へウイルスが侵入することで感染します。

ノロウイルスによるヒトからヒトへの感染力はきわめて強力で、特に保育園や幼稚園、小学校といった子ども達が集団生活を送っている所は施設内でヒトからヒトに感染し、集団感染することがあります。

飛沫感染

ノロウイルスに感染した人の嘔吐や下痢によって、体外に排出された物からの飛沫を吸入して感染します。

感染した人の唾液にはノロウイルスが含まれているため、咳やくしゃみなどのしぶきが周囲の人の口の中に入ると感染します。

ノロウイルスに感染した人は突然滝のように吐くため、近くにいる人がそのしぶきを吸い込んで感染してしまうことがあります。

ノロウイルスによる嘔吐は、突然の強い吐き気とともに起こることがよくあるため、トイレに間に合わず室内を汚してしまうことも多々あります。その際に感染した人の嘔吐物が周囲に飛び散り、ノロウイルスを含んだ飛沫を周りにいる人が吸いこんでしまうと感染します。

まとめ

いかがでしたか?

今回ノロウイルスの感染経路について調べた結果

感染経路は経口感染、接触感染、空気感染、飛沫感染がある

ノロウイルスは秋から春にかけて流行るので、その時期はノロウイルスを保有しやすい牡蠣やアサリなどの二枚貝などの食材に注意して食中毒の対策を行うようにして感染を予防しましょう。

ノロウイルスの感染はノロウイルスに汚染された食品を直接食べる経口感染などの一次感染と、感染した人から出る便や嘔吐物に含まれるノロウイルスを、何らかの拍子に体内に侵入させてしまう接触感染などのような二次感染がある。

ノロウイルスはこれといった治療薬はないので、普段から帰宅時に正しい手洗いやうがい、食事前やトイレの後にも正しい手洗いを行うことが感染を防ぐ方法です。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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