HACCPとは

HACCPとはアメリカで発案された衛生管理手法で、「Hazard, Analysis, Critical, Control, Point」の頭文字からできています。

健康へ悪影響のもの(HA)を予測して、健康を損なわない位まで確実に減らして、取り除きHAに基づき、重要な製造・加工工程を管理(CCP)する、ということです。

簡単に言ってはみましたが、ちょっと分りにくいですよね。

そこで今回、HACCPについて詳しく調べてみました。

HACCPとは

Hazardは危害を, Analysisは分析を, Criticalは重要を, Controlは管理を, Pointは点を表し、直訳すると、危害を分析し重要点を管理すると言う意味で、有害物質・異物・微生物や細菌・などの危険要因を分析し、各製造工程においてのリスクの管理し、さらに重要管理点において管理するということです。

それは、すべての食品等事業者が安全で衛生的な食品を製造するための管理方法で、原材料の入荷から製品を出荷するまでの全工程の中で危害要因を取り除くか減らすために工程を管理し、製品の安全性を確保するやり方です。

このやり方は国連食糧農業機関と世界保健機関の合同機関の食品規格委員会が発表したもので、世界で認められています。

原則として、すべての食品等事業者が対象となる。が、一部対象外となる事業者もいる。

農業と水産業における食品の採取業はHACCPを実施する必要はない。

食品や添加物の輸入業か食品や添加物の貯蔵あるいは運搬のみをする営業において、常温で長期間保存しても腐敗などのおそれがない包装食品の販売業・器具容器包装の輸入又は販売業は 一般的な衛生管理の実施でHACCPを実施する必要はない。

学校や病院等の集団給食施設もHACCPに沿った衛生管理の実施が必要ですが、1回の提供食数が20食程度未満の施設は不要です。

今までのやり方では、最終的な包装をして出荷の段階での抜き取り検査がほとんどです。HACCPは、原材料の受け入れから加工・出荷するまでの各段階においての危害を予測し、危害の防止の重要工程の監視と記録といった、製品の安全性確保の衛生管理手法なのです。これまでは最後にやっていた製品の抜き取り検査に比べ、問題のある製品の出荷防止が可能になりました。

HACCPは2021年6月から食品を扱う全事業者に対して導入・運用が完全義務化されました。
HACCPを構築するための手順は7原則12手順で、1993年にコーデックス委員会が策定しました。

HACCP導入のメリットとして社員の衛生管理に対する知識や意識が高まった。そして万が一の食品事故発生リスクを下げることになる。誰もがHACCP水準で同じ品質の食品を製造できる様になり、生産効率がUPする。製造工程を段階ごとに管理するので、危険因子の混入・汚染などを防ぐ対策ができ、結果クレームや事故の減少に繋がる。などいろいろとHACCP導入は「自社の衛生管理や企業価値の向上」に繋がっていきます。

HACCP導入が難しいと悩んでいる企業は、TSA総合衛生対策協会がHACCP導入においての一般衛生管理の実施をサポートしてくれます。衛生対策の教育もしてくれます。
メーカーと衛生対策の実行者と商社の三位一体コミュニティーで衛生環境の向上を目指します。

各省庁や地方自治体の情報提供・衛生情報に関するセミナー・衛生対策責任者や衛生対策アドバイザーなどの資格制度・衛生対策方法をテキストにして開設・総合衛生対策無料相談窓口・会員メーカーの衛生対策用品への認定商品などいろいろあります。

まとめ

いかがでしたか?
今回、HACCPについて調べた結果

HACCPとはアメリカで発案された衛生管理手法である。
HACCPは従来の包装から出荷の間での一部抜き取りに比べ、各工程において危害の防止の重要工程の監視と記録をすることで、問題のある製品の出荷防止が可能になった。

ということが分かりました。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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