グリストラップ清掃の頻度は?

グリストラップとは業務用の厨房に設置されている油脂分離阻集器のことで、グリース=油脂とトラップ=せき止め、罠がかけ合わせられている言葉です。

レストランや飲食店、ホテルなどから出る排水には生ゴミや油が混ざっていて、そのまま下水道に流れると環境に悪影響を及ぼすので、そうならないために設置されているのがグリストラップです。

汚れたままのグリストラップを放置しておくと、油や汚泥で配管が詰まり悪臭が発生したり害虫が発生したりします。また下水への油などの流出で海や河川を汚染させることにもなります。

そこでグリストラップの正しい清掃方法と正しい頻度で清掃を行わなければなりません。

今回はそのグリストラップ清掃の頻度について調べてみました。

グリストラップ清掃の頻度は?

グリストラップは飲食店や施設の厨房から出る排水の中の油分やゴミを、水と分離させ下水道へ流すのを防ぐための装置です。

設置場所は厨房内の床下の場合が多いですが、 店舗の裏や屋外に設置されているケースもあります。

グリストラップは普段からキレイにしておくためにバスケットに溜まったゴミは1日1回捨て、浮いた油分は2〜3日に1回程度すくい取りましょう。そしてグリストラップ内部の清掃は1か月~3か月に1回を目安にしましょう。

一般的なグリストラップ内部の清掃頻度は以下です

ラーメン店や焼鳥屋、それに居酒屋など油脂の利用が多い飲食店  年12回、月1回
カフェやファミレス等の飲食店 年6回、2ヵ月に1回
老人ホームや幼稚園  年6回、2ヵ月に1回
食品スーパー 年4回、3ヵ月に1回
コンビニ  年3回、4ヵ月に1回
ただこれはあくまでも目安で、居酒屋といっても多く油を利用したり料理を多く提供している場合は、ゴミがたくさん出たり油分も増えます、ですから清掃頻度を多くし、こまめに汚れを取り除く必要があります。

そもそもグリストラップを設置する目的は、排水に含まれる油分を水と分離し、油分の含有量を法律に定められた基準値以下にしてから排水を下水道に流すためです。それは油分を多く含んだ排水をそのまま下水道へ流すと、環境にとても悪影響を及ぼすためで違反者には厳しい罰則が科せられています。

それにグリストラップを設置せず、油分を含む排水をそのまま下水道に流すと、敷地内の排水管が詰まり普通の営業に支障をきたします。さらに、下水管が詰まって近隣住民にも迷惑がかかり損害賠償を支払わなければならなくなる、などといったことになる場合もあり、金銭的に大きな損害がでます。

油分は、時間がたつと硬く石のようになるため、普通に清掃しても流れません。下水管の詰まりは、どうしようもなくなってから分ることも多いため、グリストラップを設置し普段から油分を含んだ排水を流さないことが重要です。

グリストラップを設置していると清掃を行う必要があります。それはグリストラップは害虫の発生や悪臭、ゴミや汚泥が溜まり排水管が詰まったりしてしまうためです。ですから定期的に清掃してゴミや汚泥を取り除きキレイにしておきましょう。

自治体によってはグリストラップ清掃のガイドラインを掲げていることもありますので、そのガイドラインもよく見るといいですね。

まとめ

いかがでしたか?

今回グリストラップ清掃の頻度について調べた結果

バスケット内部に溜まったゴミは毎日取り除く
グリストラップ内に浮いた油分は2〜3日に1回程度すくい取る

グリストラップ内に沈殿した汚泥を取り除き内部をキレイに清掃するのは、飲食店や施設の規模によっても異なるが、1か月~3か月に1回が目安

自治体でグリストラップ清掃のガイドラインがあるところは参考にする

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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