第1槽のバスケットで大きなゴミを受け止め、細かいゴミが流れ出ないように沈殿させます。
第2槽で水面に浮いてくる油脂と細かい汚泥を分離します。
第3槽で汚泥と油脂をある程度分離した排水を下水道へ流します。
油分やゴミを取ってから排水は下水道に流しますが、分離後の汚泥やゴミがグリストラップ内に溜まっていき分離能力が低下し、排水管が詰まったり悪臭や害虫が発生したりします。ですからグリストラップは設備能力を有効に活用する為にも、清掃を定期的に行う必要があります。
そこで今回はグリストラップの清掃業者を選ぶ基準を調べてみました。
グリストラップの清掃業者を選ぶ基準
グリストラップの清掃業者を選ぶ基準は大きく4点があります。・産業廃棄物処理業の許可を持っているか
・今までに清掃実績はあるか
・清掃前に現場調査をしてくれるか
・長く営業している会社であるか
長く営業している会社は顧客満足度が高く、清掃業務においても経験豊富なスタッフが多いということなので、業者選びの基準にしましょう。
また、産業廃棄物処理業者には行政のさまざまな審査を通過すると与えられる優良認定というものがあり、優良認定がある業者は信頼できる業者という判断にもなりますのでそこの確認も業者選びの基準にしたらいいですね。
清掃業者に作業を依頼する場合、料金は安すぎず適正な価格の業者を選びましょう。依頼する方としては、料金は安ければ安いほど助かりますが、安すぎる料金の業者は清掃で出た産業廃棄物をちゃんと処理せず不法投棄するなど、適切でない場合があったり、清掃において油脂分や汚泥の取り残しがあるなど、清掃結果がキレイでない場合もあります。
ですからグリストラップ清掃を依頼する場合は適正な価格の業者を選んだほうが安心です。
グリストラップ清掃を業者に依頼するときの価格は、施設の規模や飲食店の種類などによって変わってきますが一般的な飲食店では、250リットル以下のグリストラップで19,000円~35,000円となっています。
ただ油を多く使う施設は費用が高くなる場合がありますので、信頼できるグリストラップ清掃業者があれば相談することが一番ですが、無い場合はどの業者がいいかはよく比較検討してみることです。
グリストラップには5つの部品があり、清掃するときにチェックして問題なら交換しなければなりません。
・グリストラップのフタ
・第1槽目のバスケット
・槽を分けている仕切り板
・トラップ管
・トラップ管のフタ
なかでも高額な部品はグリストラップのフタです。グリストラップのフタは上に人が乗っても耐久性があり大丈夫なのですが、年月と共に老朽化します。壊れた部分を踏んでケガをしたり、壊れた穴から悪臭がもれ出てしまうこともあります。清掃の際は部品が壊れていないか、経年劣化していないかをチェックして、問題があるなら交換するようにしましょう。
グリストラップのフタは、頑丈な鉄製で安いものと、丈夫で錆びないステンレス製のものがあり、ステンレス製は鉄製の2倍ほど長持ちしますが、額は2倍と高くなります。
まとめ
いかがでしたか?今回グリストラップの清掃業者を選ぶ基準について調べた結果
産業廃棄物処理業の許可を持っている
長く営業している会社で清掃実績はある
清掃前に現場調査をしてくれる
清掃の際はグリストラップの5つの部品が壊れてないか、経年劣化していないかもチェックする
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。