ニトリル手袋とは?

みなさんニトリル手袋って聞いたことありますか?

恥ずかしながら私は聞いたことがありませんでした。手袋というからには人の手を熱や寒さや危険物から保護するために利用されるもの、手に着けて何かの作業をするものだとは分ります。

一口に手袋と言っても色々あると思うのです。普通、掃除するときに使うビニール手袋や、冬場に使う毛糸で編んだ手袋などは良く聞きますよね。

手袋の素材といえば綿やポリエステル、ナイロン、アクリル繊維、毛糸、フェルト、動物の革・人造皮革、ゴム、ラテックスなどですが、ニトリルもあります。

今回はそのニトリルを使って作ったニトリル手袋について調べてみました。

ニトリル手袋

ニトリル手袋とは、ニトリルゴムという石油系の合成ゴムで作られている手袋で、手と製品を守るために使用する、使い捨ての手袋です。

ニトリル手袋は天然ゴムや塩化ビニール製の手袋に比べ比較的熱に強く、引き裂き、突き刺し、摩耗性に優れています。

ニトリル手袋はゴム手袋と間違われることもありますが、ゴム手袋は天然ゴムで出来たラテックス手袋のことで、ニトリル手袋は合成ゴムで出来ているのですからこの2つの手袋は素材が違います。

ではそもそも何故ゴム手袋をするかと言いますと、作業中の油などの汚れや洗剤・薬品から手を守ると同時に作業中の製品のホコリの付着や静電気から守るために使います。

ゴム手袋には2つの違った種類があるのです。それは天然ゴムで出来たラテックス手袋と石油系合成ゴムであるニトリルゴムから出来たニトリル手袋です。

使い捨ての手袋にはフィット感に優れている合成ゴム製のニトリル手袋、柔らかく手になじみやすい天然ゴム製のラッテクス手袋、薄手で細かい作業もしやすいビニール製のビニール手袋、着脱が簡単にできるポリエチレン製のポリエチレン手袋などがあります。

それぞれの手袋は違った材質で出来ていますので、特性も違ってきます。使う用途も向き不向きがありますから用途によって使うものが違ってきます。

ニトリル手袋は手にフィットし伸縮性があり、まるで何も着けてないような感覚で使用できます。耐久性に優れており、油への耐性もあり食品衛生法にも適しているので、食品の取扱いだけでなく掃除などまで幅広い用途で使うことが出来ます。天然ゴムで出来てないのでラテックスアレルギーの方や、ゴム独特のにおいが苦手な方でも大丈夫です。

引っ張り突き刺しにも強く、強度が優れているので食肉や水産や農産といった食品工場でも使用されています。

耐油性や耐薬品性にも優れているので、油や薬品を取り扱う機械の修理や作業、実験や塗装業などにも利用されています。

伸縮性に優れ指にまでフィットするので、医療現場や介護の現場でもラッテクス手袋の代替え品として使われることが多くなってきました。

最近ではコロナウイルスの感染拡大により個人で感染予防のために使う人も増えてきました。

ニトリルゴム手袋は青色や白色が一般的で、食品を扱う現場では青色を使います。それは食品には食欲が減退する青い物はありませんので謝って手袋の切れ端が食品に混入してもすぐに分るようにということからです。

まとめ

いかがでしたか?
今回ニトリル手袋について調べた結果

ニトリル手袋は天然ゴム手袋ではなくて合成ゴム手袋です
ニトリル手袋は合成ゴムなのでラテックスアレルギーの心配はない

食品を扱う現場では青色のニトリル手袋が使われている

ニトリル手袋は食品工場、機械の修理や作業、医療現場や介護の現場などでも使われている

ニトリル手袋はコロナウイルスの感染拡大により個人で感染予防のために使う人も増えてきた

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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