2015年からSDGs(エスディージーズ)が世界的な国際目標になり、何か持続し続けることをすると言うことが言われ、人々も日々の生活の中で節電や節水したり、ゴミを減らしたり、フードロスを減らしたりと心がけています。
そんな中ECOな商品もいろいろと出てきて、SDGsに一役買っていますが、みなさんもトイレットペーパーやノートなど使っていたりしませんか、洗剤もそうです。
合成洗剤、中性洗剤が主流の世の中ですが、最近はECO洗剤も数多く出回ってきています。
そこで今回、ECO洗剤が開発された背景について調べてみました。
ECO洗剤が開発された背景
ECO洗剤が開発され使用されるようになったきっかけは、海・川といった環境が汚染されることが責任を追及されることになったためです。普通の合成洗剤は石油や化学品を使用し作り出されています。合成洗剤は1937年に発売され、急激に一般世帯に浸透しました。
このため、海・川は汚染され、そこに棲む生物にとってはマイナス効果を生むようになってしまいました。そこで各社が自然への悪影響を減らすために、ECO洗剤への試みを始めるようになりました。
ヤシノミ洗剤はサラヤの代表商品で、戦後1955〜73年の飛躍的に経済規模が継続して拡大した時期に生産されています。そのころの洗剤の成分は石油由来の融合された表面活性物質が主でしたが、これはコストに勝るものの、人の活動が環境に与える影響がとても大きいという問題点がありました。 その頃は今と違って不純物を取り除く設備もあまり良くなく、排水で合成洗剤が流れでて海・川を汚し、社会問題となっていたのです。
そんな時、サラヤの創業者が、環境に良い洗剤の創作に取りかかります。もともと三重県で林業の家に生まれ、自然の中で育った創業者は、自分を育ててくれた自然を汚さない商品を作ろう、という思いがあったそうです。
それともう1つの背景は、サラヤが手洗い用の石けん液の会社だったことです。その頃は学校や公共施設の洗面所には、蛇口のところに石けん液が入った容器が置かれていましたが、これを広めたのがサラヤです。
ヤシノミ洗剤は、環境に優しく洗浄成分は植物性のヤシの実が由来で無香料無着色です。無香料無着色の洗剤は珍しい商品なのですが、その分原料コストが高く、ヤシノミ洗剤が他の物に比べ値段が高い理由です。
ヤシノミ洗剤はヤシの油を搾って清浄しますが、初めは臭いがあり混濁していて不純物が多いです。それを清浄を繰り返して不純物を取り去りますが、作業が多くなればなるほどコストもかかってしまいます。見た目やニオイだけなら、ここに色や香りを付けてしまえば、材料の臭いや混濁も分からなくなるため、清浄の数を抑え減らして、コストを下げる洗剤も結構あります。
日本で初めて洗剤にポンプ式のボトルを選考したのも環境に優しくするため、洗浄成分の濃度を下げたことと結びつきがあります。普通の洗浄成分濃度は30~40%で、これが高ければ高いほど油汚れはよく落ちますが、その分だけ手肌が荒れるし、表面活性物質がたくさん流出し環境に加えられる影響も大きくなってしまいます。
まとめ
いかがでしたか?
今回ECO洗剤が開発された背景について調べた結果
ECO洗剤が開発され使用されるようになったきっかけは、海・川といった環境が汚染されることが責任を追及されることになったためです。
合成洗剤は1937年に発売され、急激に一般世帯に浸透しました。
普通の合成洗剤は石油や化学品を使用し作り出されています。このため、海・川は汚染され、そこに棲む生物にとってはマイナス効果を生むようになってしまいました。
ということが分かりました。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。