それは業務用エアコン・冷凍冷蔵機器の所有者・使用者に対し3ヶ月に1回以上の簡易点検、
圧縮機の定格出力が7.5kw以上50kw未満の場合は3年に1回の定期検査が、圧縮機の定格出力が50kw以上の場合は1年に1回の定期検査が義務化されました。
簡易点検とは目視による点検(錆び、腐食、油にじみ、外観の損傷・腐食)、機器の異音、異常振動などで機器ユーザーが実施することができます。もちろん専門業者への依頼も可能です。
ですが定期検査とは資格者がいる専門業者に依頼して、目視確認のほか機器の運転状況からの判断する間接法や発砲液や蛍光剤で確認する直説法などを行ってもらう必要があります。
ではその業務用エアコンの点検を業者に依頼した場合はどれくらいの費用がかかるのか調べてみました。
業務用エアコン点検の費用
業務用エアコン点検の費用相場は簡易点検・定期点検どちらも1~1.5万円 と言われています。 複数台の依頼だったり、簡易点検と定期点検を同時に行ったりすると1台当たりの単価が下がることもあります。また、点検記録簿作成費の相場は3,000~5,000円です。
定期点検業務では、機器点検による直説法と運転状況などから判断する間接法による点検の2つを実施します。
そこで数社の業者の点検費用を調べてみました。
A社
簡易点検の費用
基本料 一律 10,000円
単価 @1,500
簡易点検の費用の計算例:対象機器12台の場合
基本料 一律 10,000円
単価 @1,500 × 12台 = 18,000円
10,000円+18,000円= 28,000円 3か月に1回の実施義務
初回のみ点検記録簿作成費がかかります
@500 × 12台 = 6,000円
定期点検の費用(業務用エアコン出力kwが7.5kw~15kwまでの費用です)
数量 定期点検の単独 定期・簡易点検のセット
1~5台 @14,000/台 @12,000/台
6台~ @12,000/台 @10,000/台
定期点検の単独費用の計算例:対象機器12台の場合
@14,000 × 5台 = 70,000円
@12,000 × 7台 = 84,000円
70,000円+84,000円= 154,000円 36か月に1回の実施義務
簡易点検とセット割引:対象機器12台の場合
@12,000 × 5台 = 60,000円
@10,000 × 7台 = 70,000円
60,000円+70,000円= 130,000円 36か月に1回の実施義務
点検記録簿作成費:対象機器12台の場合
@3,000 × 12台 = 36,000円
B社
簡易点検の費用
基本料 一律 10,000円
単価 @3,000
台数が多い場合は応相談
文章作成費用は1台につき1,000円
ネット上で点検費用を表示している業者はあまりありませんが、どこの業者も大体無料で見積もりを出してくれますので、出力kwと台数を知らせていくらぐらいか数社から見積もりを出してもらい、自分が一番良いと思う業者に依頼したらいいですね。
簡易点検だけなら比較的安い業者もありますので忙しすぎて自分で点検をやる暇がない人、自分でやる自信のない人などは業者に依頼するのもいいですね。
また定期検査と簡易検査をセットで依頼するとセット割引で安くなる業者もあるので、普段は(3ヵ月に1回)自分でやって、定期点検の時(1年~3年に1回)はセットで依頼するというやり方は自分でやる時間も手間も省ける上に、定期点検だけを頼むより安くなるという金銭的にもお得という、いいことずくめのサービスですね。
今後も定期点検は1年~3年に1回、簡易点検においては3ヵ月に1回という頻繁にやらなくてはなりませんので、点検をやる時間、手間、費用など全てにおいて良く検討して自分に合った業者を選んで欲しいですね。
まとめ
いかがでしたか?今回業務用エアコン点検の費用について調べた結果
業務用エアコン点検の費用相場は簡易点検・定期点検どちらも1~1.5万円
点検記録簿作成費の相場は3,000~5,000円
複数台の依頼や、簡易点検と定期点検を同時に行うと1台当たりの単価が下がる
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。