2015年からSDGs(エスディージーズ)が国際目標になり、環境を考えた商品も増えてきていますが、ECO洗剤もそうです。
洗剤ではないのですが重曹は石けん(界面活性剤)と同じ、酸化した汚れを浮かせる働きをするので万能ECO洗剤といわれています。
しかし万能ECO洗剤といわれているのは重曹だけではありません。それはクエン酸です。
そこで今回、万能ECO洗剤「クエン酸」について調べてみました。
万能ECO洗剤「クエン酸」
万能ECO洗剤の重曹は、油汚れ、タバコのヤニなど、酸性の汚れを落とすのに適しています。ですが、流し台の内側やお風呂の水アカは、アルカリ性が主な成分なので重曹や普通のアルカリの洗剤では、液体の性質が一緒なので落ちないのです。
水アカは、水道水に含有される炭酸カルシウムを構成する素材が岩のように固まってしまった物です。鏡の表面を覆うウロコ状の白いものも同じです。
水アカなどのアルカリ性の汚れは、酸性の洗剤を使うことで溶けて汚れを落とすことができます。またクレンザーなどの研削材で擦り取る方法があります。
今回はクエン酸を使った方法で、傷がつかず汚れを取るのには安心です。
クエン酸は、レモンやかぼすなどの柑橘類が多く含有しています。昔の酸性の洗剤は、ほとんどが塩酸をうすめた物でしたが、最近は、安全性があるので洗剤の素材として使われる物にクエン酸があります。近頃は100円ショップなどでも販売していて簡単に手に入ります。
クエン酸水の作り方
重曹水の作り方と大体同じで、基本の量は重曹の半分くらいです。100mlの水に小さじ半分位が基準です。よくあるスプレーボトル500mlなら小さじ2〜3杯位を基準にしてください。濃度は、汚れ具合によって調整して良いです。
しっかり混ぜて、液の中にかけらがなるべく残らないようにしましょう。かけらがスプレーボトルの吹き出し口に詰まってしまうと重曹水と同じで出なくなってしまいます。
クエン酸は酸性系の洗剤同様塩素系の洗剤と混ぜると、有毒なガスが発生しますので絶対塩素系の洗剤とは混ぜないで下さい。掃除中や保管場所にも充分気を付けてください。
クエン酸水の使い方
先に、水アカの上にある汚れは重曹水などで取っておきます。取り残した水アカに、クエン酸水を充分スプレーしてしばらく放置します。2〜5分位すると、水アカがクエン酸水反応して柔らかくなるので、スポンジやブラシなどで擦り取っていきます。
頑固な水アカには、濃いめのクエン酸水をスプレーし、ペーパータオルなどでシップして、さらに上からもクエン酸水をスプレーして30分以上置くと、取れやすくなります。ただ、水アカが付いてから何年も放置すると、何重にもなってしまい、クエン酸水を使用しても薄くなるだけで完全に落とすことが出来なくなることがあります。
そんなときは、専門の業者に依頼してキレイにしてもらいましょう。専門家は知識と経験、機材・洗剤を持っているので、汚れを徹底的に洗浄してくれます。
まとめ
いかがでしたか?
今回万能ECO洗剤「クエン酸」について調べた結果
万能ECO洗剤の重曹は、油汚れ、タバコのヤニなど、酸性の汚れを落とすのには適していますが、流し台の内側やお風呂の水アカはアルカリ性が主な成分なので重曹や普通のアルカリの洗剤では、液体の性質が一緒なので落ちないのです。
それに対してクエン酸の性質は酸性だから、アルカリ性の汚れを落とすのに適しています。
クエン酸は酸性系の洗剤同様塩素系の洗剤と混ぜると、有毒なガスが発生しますので絶対塩素系の洗剤とは混ぜないで下さい。掃除中や保管場所にも充分気を付けてください。
ということが分かりました。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。