それは「外科的」を意味するサージカルが名前の由来で、外科手術の際などに使用され手術用とも分類されます。
マスクには他に一般的に使う家庭用マスクと工業・産業用マスクがあります。一般的に使うと言えば以前なら風を引いたときや、子供の給食当番などで使う布製の平形のマスクが主流でした。
コロナが全国的に流行してマスク生活が日常になった今、家庭用マスクも平型の布マスクからプリーツ型の不織布マスクに変わってきました。家庭用マスクは今ではプリーツ型のほか3D立体マスクなど色々な形のマスクや、カラフルなマスクなど色々なものがあります。
家庭用マスクは布製や不織布などありますが、そこでサージカルマスクって不織布以外あるのかについて調べてみました。
サージカルマスクって不織布以外あるの？
サージカルマスクとは医療現場で使われているマスクで、医療マスクとも呼ばれていますが、その目的は着けた人が口から出す微生物を遮断し患者を守るためと、患者の体液や血液の飛び散りなどによる着けた人への感染を防ぐための2つです。サージカルマスクは基本、不織布で作られていてフィルターが3層構造になっているものがほとんどです。
日本は特に性能に対する規定はなく、「サージカルマスク」は「一般のマスク」とともに「薬機法にない雑貨品扱い」のため性能規格が検定としてはありません。
米国食品医薬局（FDA）は、医療用マスクの性能は、指標としてBFE（バクテリア透過率）とPFE（微粒子透過率）で評価しサージカルマスクの基準規定をBFE95%以上としています。
日本で「サージカルマスク」と呼ばれている医療用マスクは、医療機関などで使われているマスクというだけの意味で、そう呼ばれているもので特に米国みたいな検定規格はありません。よって日本で「サージカルマスク」と呼ばれる物は米国食品医薬局（FDA）に準じています。
サージカルマスクには一般的にサージカルマスクと呼ばれる手術用と分類されるものと、ほかにN95マスクとDS2マスクの２つがあり、N95マスクは米国NIOSHの認定、DS2マスクは日本の国家検定合格と使い捨て式 防塵規格に準拠した性能、がないと認定されず製品には認証番号が表示されていることが必須です。
サージカルマスクというのは不織布で作られている物が基本で、ほかの物で作られている場合は、ほとんどないと言っていいと思います。
ただ不織布というのは素材の大元の形をどういう風にしたか？ということで、繊維を撚（よ）って糸にしたものでなく、一定方向や無作為に重ね合わせて、接着剤や熱で結合させてシート状にしたものということであって、素材は色々あると言うことです。
ですから不織布には綿やパルプなどの天然繊維で出来ているものから、ポリエステルやポリエチレンのような化学繊維で出来ているものまであります。
不織布は天然繊維や化学繊維など色々な物から作られていますが、コストが安いため使い捨て用途で広く使用されています。
また、コロナが流行り、厚生労働省の調査によると不織布マスクが高い効果を発揮するといわれ、私たちが使う家庭用マスクも不織布がよいと推奨されています。
まとめ
いかがでしたか？今回サージカルマスクって不織布以外あるのかについて調べた結果
サージカルマスクは基本、不織布で作られていてフィルターの構造が３層になっている。
不織布には綿やパルプなどの天然繊維で出来ているものから、ポリエステルやポリエチレンのような化学繊維で出来ているものまである。
ということが分かりました。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
