グリストラップで出たゴミはどこに捨てる?

飲食店などで働く人なら聞いたことあると思いますが、厨房かその近くにグリストラップという装置があります。
これは毎日の飲食を作る際に出た生ゴミや油脂などが、直接下水等に流れることを防ぐための装置ですが、この毎日出る生ゴミや油脂などは清掃のあとどうやって処理しているのでしょうか?
私たちが個人で日々料理をしても出る生ゴミは一般ゴミとして処理し、炒め物などに使った油の付いた鍋やフライパンなどは普通に洗って、その水は下水に流しても問題はありませんよね、私たち個人がやってはいけないことは、天ぷらなどで使った大量の油を下水に流すことです。
これはちゃんと処理して一般生ゴミとして出して良いのです。ですが飲食店などの大きな厨房で出るゴミはそういうわけにはいきません。一般家庭と出るゴミの量は比較にならない量なので、これを下水に流されては環境汚染につながります。

そこで今回、グリストラップで出たゴミはどこに捨てる?ということについて調べて見ました。

グリストラップで出たゴミはどこに捨てる?

グリストラップは業務用の厨房に設置してある、油脂分や、野菜くずや生ゴミなどが直接下水などに流れることを防ぐための装置です。

グリストラップは3槽からなっていて、排水に含まれる野菜くずや生ゴミなどを受け止める1槽目がバスケットで、排水に含まれる油脂は上部の水面に、汚泥を下部に沈殿させて分けるのが2槽目で、油脂や汚泥が沈殿し、それらが少なくなった水を下水等へ排水するのが3槽目です。

この1槽目にあるバスケットは大きなゴミをためるところなので、毎日多くのゴミで一杯になりますので、掃除は毎日がオススメです。しっかりと水気を切り持ち上げ、バスケットに溜まったゴミを取ります。このゴミは生ゴミとして処理できますが、2槽目に浮いている油脂や汚泥の沈殿物の廃棄物は産業廃棄物なので、産業廃棄物処理法に基づいて処理しなければなりません。

産業廃棄物の処理には産業廃棄物に関する法律を守る必要があり、資格所持の専門業者に委託する必要があります。

産業廃棄物の処理法は法律で定められていて、不法投棄すると懲役刑や罰金刑が科されることもあります。でもどのように仕分けて処理すれば良いか分からないという場合は、産業廃棄物業者に問い合わせるのがいいです。法律に関係する事なので、自己判断せず専門家に聞くことも大切です。

産業廃棄物として処理したかは、マニフェストが証明になります。これはアメリカの有害廃棄物管理制度を参考に、1990年から導入されたもので、産業廃棄物処理を業者へ委託するときに必要な伝票です。

マニフェストの目的は、産業廃棄物がちゃんと処理されているかと、産業廃棄物処理の流れを記録に残すというこの2つが、マニフェストにより義務づけられた産業廃棄物の管理方法です。

マニフェストには紙版と電子版があり、紙のマニフェストは、全国の産業廃棄物協会から商量で獲ることができ、電子版の入手は、日本産業廃棄物処理振興センターでできます。

まとめ

いかがでしたか?

今回、グリストラップで出たゴミはどこに捨てる?ということについて調べた結果

グリストラップから出るゴミには、野菜くずなどの生ゴミと油脂と汚泥がある。
生ゴミは一般ゴミとして捨てれるが、油脂と汚泥は産業廃棄物なので産業廃棄物処理法に基づき、産業廃棄物として処理しなければならない。
産業廃棄物の処理には産業廃棄物に関する法律を守る必要があり、資格所持の専門業者に委託する必要がある。
産業廃棄物として処理したか証明はマニフェストが必要である。

ということが分かりました。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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