食中毒をおこす主な細菌とウイルスの特徴

8月も末、もうすぐ9月になるというのに今年は暑い日が続きますね。全国的には真夏日どころか猛暑日の所も多くあります。

真夏日である30度を超える気温の日は食中毒には注意をしなければいけません。というのも食中毒を起こす原因である細菌は30度以上の真夏日には活発に繁殖するからです。

細菌は30度以上で後は水分があれば活発に繁殖します。日本は湿度も高く十分に水もあると言うことです。

そこで今回、食中毒をおこす主な細菌とウイルスの特徴について調べてみました。

食中毒をおこす主な細菌とウイルスの特徴

食中毒をおこす主な細菌にはサルモネラ菌・黄色ブドウ球菌・腸炎ビブリオ菌・カンピロバクター・腸管出血性大腸菌(O157、O111など)などがあり、ウイルスにはノロウイルス・E型肝炎ウイルスなどがあります。

サルモネラ菌の特徴は、生の卵やオムレツ・牛肉のたたきやレバ刺しなど不十分な加熱の卵や肉や魚などが原因です。熱には弱いのですが、乾燥に強いという特徴で、食後6時間~48時間で吐き気や腹痛・下痢や発熱・頭痛などの症状が出ます。

黄色ブドウ球菌の特徴は、人の皮膚・鼻や口の中にいる菌で、傷口や吹き出物に触れた手で食物に触れると菌が付いたりします。ですから、おにぎりやお弁当・巻きずしや調理パンなどが原因となりやすいです。

この菌から出来る毒素は熱に強く、一度出来た毒素は加熱しても食中毒を防ぐことは出来ず、食後30分~6時間で、吐き気や腹痛などの症状が出ます。

腸炎ビブリオ菌の特徴は、生の魚や貝などを使う、さしみやすしなどの魚介類が原因となります。この菌は塩分があると増え真水や熱に弱い特徴があり、食後4時間~96時間で激しい下痢や腹痛などの症状が出ます。

カンピロバクターの特徴は、不十分な加熱の肉(特に鶏肉)や、飲料水(井戸水やわき水)、不十分な洗浄の野菜生野菜などが原因となります。また、ペットから感染することもあります。

加熱で菌は死滅しますし、乾燥に弱く、食後2~7日で、下痢・発熱・吐き気・腹痛・筋肉痛などの症状が出ます。

腸管出血性大腸菌(O157、O111など)の特徴は、十分に加熱されていない肉・よく洗っていない野菜・生野菜・井戸水やわき水などが原因となります。

菌には、O157やO111などの種類がありますが、十分に加熱すれば防げます。食後12~60時間で激しい腹痛・下痢・血が多く混ざった下痢などの症状が出ますし、重症化すると死ぬこともあります。

ノロウイルスの特徴は、カキやアサリ・シジミなどの二枚貝を生や不十分な加熱で食べた場合や、ウイルスに汚染された水道水や井戸水などを飲んで感染することもあります。

ウイルスは熱に弱いので、食品を85度以上で1分間以上加熱すれば防げます。食中毒の人の便や、吐瀉物で感染することもあるので、触れたら石けんでよく手を洗うこと。食後1~2日で吐き気・激しい下痢・腹痛などの症状がでます。

E型肝炎ウイルスの特徴は、不十分な加熱の豚肉やレバーを食べたことが原因となります。熱に弱いので、生食をせず、食品の中心まで十分に加熱すれば防げます。ほとんど症状は出ません。

まとめ

いかがでしたか?

今回食中毒をおこす主な細菌とウイルスの特徴について調べた結果

食中毒をおこす主な細菌にはサルモネラ菌・黄色ブドウ球菌・腸炎ビブリオ菌・カンピロバクター・腸管出血性大腸菌(O157、O111など)などがあり、ウイルスにはノロウイルス・E型肝炎ウイルスなどがあります。

食中毒を起こすほとんどの細菌は十分な加熱をされていない食品か、生の食品である事がほとんどです。

ウイルスは熱に弱いので、食品を85度以上で1分間以上加熱すれば防げます。

ということが分かりました。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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