受水槽とは、ビル・マンションや学校・病院など多くの水を使用する建物などで、水道局から水道管を通って送られてきた水をいったん貯めておく容器のことです。
高置水槽とは、マンションやビルなど中高層建築物に用いられる貯水槽で、屋上に設置されているタンクのことです。
高置水槽が設置されている建物は、高置水槽方式によって給水を行っています。高置水槽方式は、受水槽に貯まった水を揚水ポンプで高置水槽まで押し上げ、落ちてくる水の勢いを利用して各家庭に水を給水する方法です。
災害時などで水道局からの水が止まってしまったときでも、貯水槽に貯まっている分の水を給水できます。
圧力水槽とは、気圧給水ともいい、ポンプにより密閉タンク内に水を送り込み、タンク内の空気を圧縮して昇圧させ、この旺縮空気の圧力により給水する方式です。
ただ、圧力水槽方式は有効貯水量が少なく、圧力変動が大きいなどの欠点があります。
今回はその貯水槽清掃の料金相場について調べてみました。
貯水槽清掃の料金相場
貯水槽清掃の手順は、まず作業員が水道の弁を閉め断水し、中の水を排水します。水抜弁を開いて自然に排水するか、ポンプを使う時もあります。
排水が終わって貯水槽内から水がなくなれば清掃を始めます。
初めに作業員が貯水槽の中に入り、清掃前の様子を写真に撮って記録に残します。その後ブラシやたわし・スポンジなどの道具で洗い流していきます。
汚れが少ない場合は水だけで洗い流す場合もありますが、大体は貯水槽清掃をする時の専用洗剤を使って洗い流します。汚れが酷いときは高圧洗浄機なども使い、貯水槽内にある水アカ・バクテリアなどを取り除きます。底にさびや汚れが溜まっているのもふき取ります。
中をキレイに洗い終わったら、水を完全に排水して拭き取り、清掃後の様子も写真を撮って記録に残しておきます。
キレイな状態を保たせるために終わりに消毒を行います。次亜塩素酸ナトリウム溶液を貯水槽内に塗り、30分間放置しその後水洗いします。繰り返しもう一度消毒をして時間をおいて洗い流します。
これで清掃は終了です。
貯水槽清掃の料金相場は貯水槽が10トンだった場合で、大体42,000～50,000円です。
同時に水質検査をした場合は、料金相場は項目により大体6,000～10,000円で貯水槽清掃の料金にプラスされます。
マンション・アパートの場合は貯水槽が10トンで38,000円、水質検査が3,000円です。
A社
受水槽のみ 高置水槽のみ 受水槽＋高置水槽
5㎥未満 \30,000 \30,000 \36,000
～10㎥まで \33,000 \33,000 \40,000
～20㎥まで \36,000 \36,000 \44,000
～30㎥まで \39,000 \39,000 \50,000
水質検査５項目１検体\6,000、水質検査10項目1検体\8000円
B社
受水槽 高置水槽
～3トン \30,000 \10,000
4トン \32,000 \12,000
5トン \34,000 \14,000
6トン \36,000 \16,000
7トン \38,000 \18,000
8トン \40,000 \20,000
9トン \42,000 \22,000
10トン \44,000 \24,000
C社
貯水槽清掃 ＋ 構造点検 ＋ 水質検査5項目の場合は
受水槽
受水槽容量 セット料金
１〜４トン ¥30,000
5トン ¥32,000
6トン ¥34,000
7トン ¥36,000
8トン ¥38,000
9トン ¥40,000
10トン ¥42,000
となっていて、この先も受水槽容量が1トン増えればセット料金は2,000ずつ
増えていきます。
高架水槽
高架水槽容量 セット料金
１〜４トン ¥18,000
5トン ¥20,000
6トン ¥22,000
7トン ¥24,000
8トン ¥26,000
9トン ¥28,000
10トン ¥30,000
となっていて、この先も高架水槽容量が1トン増えればセット料金は2,000ずつ
増えていきます。
まとめ
いかがでしたか？今回貯水槽清掃の料金相場について調べた結果
貯水槽清掃の料金は受水槽の清掃料金だけの場合と同時に水質検査をした場合があり、その場合はプラスされる。
相場的には10トンの受水槽で42,000円位からそれ以上になっています。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
