衛生とは健康の増進を意味したり、清潔を保つことを意味する場合も多いですがそのための衛生検査というものがあります。
普通の仕事に就いている人には聞き馴染が少なくピンとこないかも知れませんが、私のような飲食関係に従事する者には衛生は必須ですし、そのためにも職場での手洗い・消毒・使い捨て手袋の使用など、気を付けなければならないことが多々あります。
そういう衛生に気を付けている現場では衛生検査というものがあります。これは飲食料品業界において一般生菌数、大腸菌群、大腸菌など、食中毒原因菌や病原菌があるかないか、食材や加工品の安全性と衛生管理状態の確認のために行う検査のことです。
では検査っていつやっているのでしょうか? 義務なのでしょうか?
そこで今回、衛生検査は義務? ということについて調べてみました。
衛生検査は義務?
衛生検査とは食品検査に食材や加工品の微生物検査というものがあり、一般生菌数、大腸菌群、大腸菌など、食中毒原因菌や病原菌の有無など食材・加工品の安全性や衛生管理状態を確認するために行うものがあります。
あとは拭取り検査というものがあり、食品の調理や製造過程において適切な衛生管理が行われているかと、調理師や従業員の手指や調理器具など調理や製造環境がどれくらい清潔に保たれているかを細菌の培養で検査するものです。
この検査で衛生管理が不十分な所を特定し、調理環境が清潔に保たれているのか、常日頃の衛生管理の状態を判断することができます。
2018年6月に食品衛生法の改正で食品を扱う全事業者に対してHACCPによる衛生管理の義務化が開始しました。 HACCP導入の方法は、計画書の作成・実施・記録です。
衛生検査は直接HACCPの導入に義務づけられているわけではありません。ただ衛生管理の一貫として衛生検査は行うものです。
衛生検査の中に検便検査があります。我々飲食関係に従事する者は毎月1回検便検査が行われています。この検便検査も食品衛生法において義務づけられているわけではないのですが、食品衛生法に基づいて各自治体が開業に際して検便検査記録の提出や検査頻度の規定を義務づけている場合が多いです。
ですから、たとえ検便検査に法的義務がないとしても、食中毒予防や感染拡大の防ぐという観点から衛生管理目的での検便検査の実施は不可欠と言えます。私も飲食関係の仕事に従事するようになり、検便検査は毎月ですので、もう何十回も行ってきました。
またコロナが流行っているときには、特別養護老人ホームの調理員をやっていたので毎月の抗原検査もやっていました。このようにその時にどういった仕事に従事しているか、どういった世の中の情勢(コロナが流行っていたり)などかで衛生に関係する仕事に従事している人は検査や予防接種などを義務ではないですが行います。
コロナが流行りだしたときも、医療従事者の次ぐらいに介護やそれに付随する仕事(私の場合は特別養護老人ホームの調理員)に従事する人は、予防接種が行われました。
病院で勤務の場合はインフルエンザの予防接種も行います。ですから衛生検査も義務とは行かなくても飲食関係に従事する人は定期的に行ったりしています。
まとめ
いかがでしたか?
今回衛生検査は義務? ということについて調べた結果
衛生検査は義務ではないが、衛生管理の一貫として行うものである。
衛生検査の中の検便検査は食品衛生法において義務ではないが、食品衛生法に基づいて各自治体が開業に際して検便検査記録の提出や検査頻度の規定を義務づけている場合が多い。
衛生検査や予防接種などは義務ではないが、その人の携わる仕事によって定期的に行われている。
ということが分かりました。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。