飲食関係の仕事に従事する者にとって衛生は不可欠のものです。毎朝の出勤時の30秒手洗い2回と消毒から始まり、何かをした後は必ず手洗いするということ。
食品に直接触れてはいけなくて、常に使い捨て手袋を使うこと、食器や調理器具などの洗浄・高温殺菌など衛生には常に心がけています。
その中でも衛生検査というものは定期的に行われているものです。色々な検査があるでしょうが、私などが定期的に毎月行っているものは検便検査になります。
この衛生検査ですが、飲食料品業界において一般生菌数・大腸菌群・大腸菌など食中毒原因菌や病原菌があるかないか、食品の材料や加工品の無難性と衛生管理の様子を確かめるために行う検査のことをいいます。
そこで今回、衛生検査の目的は? ということについて調べてみました。
衛生検査の目的は?
衛生検査の目的は、食品が衛生的に取り扱われ製造されたかどうか、その質の高さや規程、規格が違反していないかについての安全を評するため、生菌数や大腸菌数など調理器具や手指などについた目には見えない微生物を確認したり、洗浄が不十分な所や調理従事者の衛生意識の向上を図るなど、今まで以上に高レベルな衛生管理を可能にするものです。
また、継続して検査することで改善状況などを確認することもできます。
食品衛生法に基づく検査で、成分の規格や基準が決められている食品がその規格に適合しているか、基準に従って製造や加工が行なわれているかを判定します。
あと偽物であったり不正な表示をしていないか、衛生上危害を生ずる恐れのある有毒や有害な物質がどのくらい含まれているかを調べます。
食中毒や伝染病の発生に伴う原因になる食品、さらに原因物質の調査や製造加工工程における品質管理のようすなど。
この製造加工工程における品質管理のようすは、食品製造業者が自主管理のために行なう検査で、一定期間に行う製品の検査により、汚染源の有無や製造工程の欠陥個所が指摘できます。検査の結果は製造や加工などの工程を改善し、不良の原因を取り除き、工程の改良に結びつくようにしなくてはなりません。
食品衛生検査の実施は、衛生上の危害の発生を事前に防止するために、食品の安全性・有益性・健全性を判断するのに必要なものです。ですから、検査の目的をまず明瞭にし、その目的に合った検査のターゲットを選び、明確な検査を果たさなければなりません。
検査自体は検査の目的で4つに大きく分類され、食品衛生法に基づく公定法・公的機関の検査マニュアル・検査指針や検査必携など・独自の検査法があり、どの方法でも生きた細菌が対象物の検査です。
その他、汚染の有る無しを素早く知りたい時に簡便法が行なわれる場合がありますが、これは検査目的により実施する検査の方法は異なり、行政の対応で営業停止になる場合は公定法による検査が必須で、生菌および大腸菌の数を正しく測定し、汚染のレベルを知るために定量法と食中毒などの原因を調べたり、食料品の安全を確かめるためにどんな病原菌が存在しているかを調べる定性法があります。
まとめ
いかがでしたか?
今回衛生検査の目的は? ということについて調べた結果
衛生検査の目的は、食料品が衛生的に処理されて作り上げられたかどうか、その品質や規格・基準が侵害していないかの安心を評価するために行われる。
また、継続して検査することで改善状況などを確かめることができる。
検査方法は検査の目的で4つに大きく分類され、食品衛生法に基づく公定法・公的機関の検査マニュアル・検査指針や検査必携など・独自の検査法がある。
ということが分かりました。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。