
床は、住宅・店舗・施設の中で最も汚れが蓄積しやすい場所で、人の歩行・油分・砂埃・皮脂・飲食物のこぼれ・湿気など、あらゆる汚れが毎日付着します。
しかし、床材の種類によって「適切な洗剤・道具・清掃方法」は大きく異なります。間違った清掃はトラブルにつながるため、床材ごとの特性を理解することが重要です。
そこで今回「床材別の清掃とメンテナンス-フローリング・CF・タイル・長尺シート」について調べてみました。
床材別の清掃とメンテナンス-フローリング・CF・タイル・長尺シート
❶フローリング(木材)-水と摩擦に弱い「デリケート素材」
フローリングは、住宅で最も一般的な床材ですが、実は非常にデリケートです。
フローリングの汚れの特徴
•皮脂汚れが黒ずみになる
•水分で膨れ・反りが起きる
•傷がつきやすい
•ワックスが劣化すると汚れが付着しやすい
正しい清掃方法
①乾拭き(マイクロファイバー)
ホコリ・砂を取り除く。
②中性洗剤を薄めて軽く拭く
•洗剤:水=1:100
•固く絞った雑巾で拭く
•水分は最小限に
③乾拭きで仕上げ
水分を残さないことが最重要です。
定期メンテナンス
•年1〜2回のワックス塗布
•傷が多い場合は部分補修
フローリングのNG行為
•メラミンスポンジ(研磨で傷つく)
•アルカリ洗剤(ワックスを溶かす)
•水拭きのしすぎ(膨れ・反りの原因)
•スチームクリーナー(接着剤が弱る)
❷クッションフロア(CF)-水に強いが「黒ずみが固着しやすい」
CFは塩ビ素材で水に強く、住宅・店舗で広く使われています。
CFの汚れの特徴
•皮脂・油分が黒ずみになる
•表面の凹凸に汚れが入る
•ワックス不要だが、汚れが固着しやすい
正しい清掃方法
①中性洗剤で拭き掃除
皮脂汚れは中性で十分落ちる。
②黒ずみはアルカリ洗剤
•皮脂が酸化した黒ずみ
•店舗の入口付近に多い
→ アルカリ洗剤を薄めて使用。
③ブラシで軽くこする
凹凸に入り込んだ汚れを掻き出す。
④すすぎ拭き
洗剤が残ると再汚れの原因。
CFのNG行為
•強アルカリの原液使用(変色の原因)
•メラミンスポンジで広範囲をこする(光沢ムラ)
•ワックス塗布(剥がれやすい)
❸タイル床-水・洗剤に強いが「目地が弱点」
タイルは耐久性が高く、店舗・施設で多く使われます。
タイルの汚れの特徴
•表面は汚れに強い
•目地に汚れが溜まりやすい
•水垢・石鹸カスが付着しやすい
正しい清掃方法
①中性洗剤で全体を洗う
日常清掃は中性で十分。
②目地はブラシでこする
皮脂・カビが溜まりやすい。
③水垢は酸性洗剤
浴室のタイルは水垢が多いため、酸性が有効。
④しっかりすすぐ
洗剤残りは白い跡の原因。
タイルのNG行為
•メラミンスポンジで広範囲をこする(光沢が失われる)
•酸性洗剤を金属部分にかける(腐食)
•目地に強アルカリを使いすぎる(劣化)
❹長尺シート-店舗・施設で最も多い床材
長尺シートは、病院・介護施設・店舗で広く使われる耐久性の高い床材です。
長尺シートの汚れの特徴
•皮脂・油分が黒ずみになる
•ワックスが必要なタイプが多い
•車椅子・台車の通行で汚れやすい
正しい清掃方法
①中性洗剤で日常清掃
モップ・オートスクラバーが有効。
②黒ずみはアルカリ洗剤
ワックスの上に皮脂が固着して黒ずみになる。
③ワックス剥離(年1回)
古いワックスを剥がし、新しく塗り直す。
④ワックス塗布
光沢・保護・滑り止め効果。
長尺シートのNG行為
•強アルカリの原液使用(ワックス剥離が暴走)
•メラミンスポンジで広範囲をこする(光沢ムラ)
•ワックスを厚塗り(剥離が困難になる)
まとめ
いかがでしたか?
今回、床材別の清掃とメンテナンス-フローリング・CF・タイル・長尺シートについて調べた結果
床材ごとに最適な清掃方法は異なります。
床材の特性を理解し、適切な洗剤・道具を選ぶことで、美観・耐久性・衛生状態を長期間維持できます。
ということが分りました。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
