やっと涼しくなってきたかと思えば、来月はもう11月。すぐに12月になり年末になります。年末といえば一大イベントといいますか、大きな仕事が控えていますね。そうです年末大掃除です。
忙しい中年内に大掃除を済ませてしまうのは年末大掃除を正月にやってはいけないといわれているからです。
もちろん年末大掃除だから、正月大掃除とすればいい、とかいう言い方のことを言っているのではないですよ。
そこで今回、年末大掃除正月にやってはダメな理由について調べてみました。
年末大掃除正月にやってはダメな理由
お正月は1年が始まる大事な時期であるので、日本は昔より縁起の悪いことはしないほうがいいといわれています。そのひとつが年末の大掃除です。
日本は昔から「正月は福をもたらす年神様(としがみさま)をお迎えする時期である」と言われてきました。なので正月に掃除をすると年神様まで掃いてしまうとされ、縁起が悪いと考えられているのです。
では正月とはいつから、いつまでの期間なのでしょう。正月は年の初めの月という意味なので、昔は1月の1ヵ月間をお正月としていました。が今は、1月1・ 2・ 3日の三が日をお正月と言うのが一般的です。よって、三が日は掃除をしてはいけないということなのです。
でも部屋をキレイにしたい人にとって3日間、掃除を全然しないのは、実際的ではないので今では元旦のみ掃除をしないとする家が多いみたいです。
掃除だけは毎日しないと気が済まないという人は、掃除機やほうきなどは使わず、フローリングワイパーやお掃除シートなどで軽く拭き取るなどの掃除でいいのではないでしょうか。
いろいろ言われてはいますが、お正月はゆっくりと気持ちよく過ごしたいものですので、習慣に執着しないようにしましょう。
お正月にやってはいけないといわれていることは、掃除だけではありません。それは刃物は使ってはいけないといわれています。というのは刃物で縁を切ってしまう、無事1年を過ごすために刃物などで怪我をしないように、1年間日々使った包丁を一時休ませてあげるなどの意味合いからです。
新たな年の縁起担ぎに、刃物を使ってはいけないとされているのです。ですからお正月は調理済みのものや、お節料理を食べて、刃物を使わないようにしましょう。
洗濯もしてはいけないとされています。洗濯も掃除と同じで、洗濯は年神様を洗い流してしまうと言われていて、福を流してしまうと思われているからです。ですから、三が日は洗濯だけでなく、トイレ・お風呂掃除・食器洗いもしてはいけないとされています。
いろいろな説があるとされていますが、三が日は水の神様を休ませるという意味や、休み無く働く主婦を休ませるといった意味もあり、三が日だけでも、家のことせずにゆっくりと休んで過ごそうということです。
また、火も使ってはいけないとされています。それは火を使って煮ると灰汁(あく)が出ることから、悪(あく)を出すことにつながると考えられているからです。
そのため、三が日に火を使うことは縁起が悪いこととされてきました。また、三が日に火を使うと火の神様が怒ってしまうため、神様を休めるという説もあります。
三が日は火を使わないで、お節料理などを食べてゆっくりしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回年末大掃除正月にやってはダメな理由について調べた結果
正月は1年が始まる大事な時期で、日本では古代より縁起の悪いことはしてはいけないとされてきたため。
その一つが大掃除で、他には刃物は使ってはいけない、洗濯はしてはいけない、火は使ってはいけないなどである。
ということが分かりました。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。