グリストラップとは飲食店などに設置してある、厨房から出る排水に油や野菜のくずや残飯などが混じっていて、直接下水道に流れないように作られた、油脂分離装置です。
飲食店では多くの食材を扱うので毎日多くの野菜くずや、生ゴミが出ます。油も多く使います。これをそのまま排水に流すと環境汚染につながるので、その防止のために設置してある物です。
この装置の1槽目のバスケットには毎日多くの野菜くずや、生ゴミが溜まります。2槽目の上部には油脂分が溜まり、下には汚泥が沈殿しています。
このような装置は定期的にしっかり清掃されてこそ役目を果たします。が毎日の生ゴミや溜まった油脂分や沈殿した汚泥など汚いし、清掃は大変なものです。でも生ゴミや野菜くずは日々捨てないといけないでしょうし、溜まった油脂分や汚泥の処理も必要ですよね。
そこで今回、グリストラップ清掃は誰がやる?と言うことについて調べてみました
グリストラップ清掃は誰がやる?
グリストラップの清掃は基本従業員がやります。飲食店に設置されていることが多いことから、調理員などの仕事になります。
グリストラップ内のゴミは、基本は調理場内から出た汚れなので、掃除も調理員が交代で行うのがほとんどです。
それにグリストラップ清掃はなかなか大変です。1槽目のバスケットに溜まる生ゴミや野菜くずは毎日清掃しなくてはなりません。
2槽目に溜まった油脂分は2~3日に1回清掃するのが良いです。また2槽目の下に沈殿している汚泥も出来たら2~3日に1回清掃するのが良いですね。
しかし従業員も毎日忙しく働いています。グリストラップの清掃までそう簡単には出来ません。仕事が終わった後まで残業してはキツイし、だからといって清掃を怠ると悪臭がしたり、害虫が発生したり大変です。
1槽目のバスケットに溜まる野菜くずや、生ゴミはしっかり水気を切って一般生ゴミとして処理できますが、この2槽目に溜まる油脂分や沈殿した汚泥と言ったゴミは産業廃棄物なので、自分では処理出来ません。
処理の方法は専門の業者に任せないといけません。
飲食関係の仕事に就いている人の中には、このグリストラップ清掃がキツくて辞める人もいるのです。せっかく頑張って働いてくれている従業員を辞めさせたくはないですよね。そこでグリストラップの定期清掃を業者に依頼しているところも多くあります。
定期清掃を業者に依頼すると、業務中や仕事終わりに従業員がグリストラップ清掃をしなくてよくなり、従業員の負担が減ります。従業員はグリストラップ清掃においては素人なので、プロの業者に任せておくと知識のないまま従業員が清掃するより、効率も良く安心です。
プロがやるグリストラップ清掃は素人では出来ない1槽目のバスケットの目詰まりや、隅々の汚れ、ぬめった沈殿物の除去など様々なところをキレイにしてくれます。
グリストラップ内の廃棄物は産業廃棄物となるので、清掃を依頼する時は、対応エリアの許可登録がある産業廃棄物処理業者に依頼して処理する必要があります。
まとめ
いかがでしたか?
今回グリストラップ清掃は誰がやる?と言うことについて調べた結果
グリストラップは業務用厨房にある装置なので、基本従業員である調理員などがやる。
しかしグリストラップ清掃は大変なので従業員にかなりの負担がかかっている。
グリストラップ清掃は定期的に業者に依頼すると、従業員の負担も減るし、素人では出来ない様々なところがキレイになる。
グリストラップ内の廃棄物は産業廃棄物なので、清掃を依頼する時は、対応エリアの許可登録がある産業廃棄物処理業者に依頼して処理する必要がある。
ということが分かりました。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。