飲食関係の店舗や病院・老人ホームなどの施設、また学校もそうですが、集団で食事が出来る所には業務用の厨房があり、そんなところにはグリストラップという油脂分離阻集器の設置が義務づけられています。
グリストラップは厨房排水に交じった油脂やゴミが下水に流れて環境汚染に繋がらないように、油脂やゴミを一時的に貯めておき、清掃で除去する設備のことです。
ですからグリストラップは定期的に清掃が必要になります。
そこで今回、グリストラップ清掃の注意点について調べてみました。
グリストラップ清掃の注意点
グリストラップの清掃をいい加減にすると、各自治体の条例違反として罰せられるかもしれないので注意しないといけません。
市町村は地域に応じてグリストラップの清掃基準を定めているので、自治体のガイドラインに従うこと。
東京都では油脂分を含む汚水を排出する施設や飲食店などは、義務としてグリストラップを設置するようになっています。
また、グリストラップの清掃をなまけ、下水道にゴミなどが詰まった場合、詰まらせた人が負担して下水道管を清掃しなければなりませんので注意しないといけません。
油脂類を下水道に流さないでください、また清掃後のゴミ処理に気を付けること。 グリストラップ清掃時にすくい上げた油脂や沈殿物は、産業廃棄物として処分する必要があります。家庭用の一般ゴミとしては処理できませんので注意が必要です。
グリストラップの部品は長く使い続けると消耗します。経年劣化で部品が破損したり、腐食や錆たりするため部品は交換しないといけません。
経年劣化により部品交換が必要となるグリストラップの部分は次の通りです。
グリストラップの蓋・第1槽のバスケット・槽をわける仕切り板・トラップ管・トラップ管の蓋などです。とくに注意が必要なのが、グリストラップの蓋です。耐久性抜群ですが、時間が経つと腐食や錆たりします。
蓋が壊れて穴が空くと悪臭が生じることがあるので注意しましょう。グリストラップ清掃時は蓋に腐食や錆がないか確認し、劣化していたら交換しましょう。
グリストラップの清掃は、悪臭や排水管の詰まりを防ぐために非常に重要です。以下の注意点を参考にしてください。
自治体のガイドラインを確認すること。自治体によっては、グリストラップの清掃や管理方法が義務付けられている場合があります。必ず確認しましょう。
第1槽（残飯や生ごみの除去）は毎日1回以上
第2槽（油脂分と汚泥の除去）は2～3日に1回
第3槽（トラップ管の清掃）は月に1回程度
と清掃頻度が設定されています。
ゴミの分別と処理の仕方は、第1槽のゴミは一般ゴミとして処理できますが、第2槽の油脂や汚泥は産業廃棄物として処理しないといけません。
清掃時に部品の劣化や破損がないか点検確認し、必要に応じて交換しましょう。
清掃時は換気を行い、営業時間外に作業することで悪臭が広がるのを防ぎます。
これらのポイントを守ることで、グリストラップをキレイに保ち、トラブルを未然に防ぐことができます。
まとめ
いかがでしたか？
今回グリストラップ清掃の注意点について調べた結果
グリストラップの清掃をなまけ、下水道にゴミなどが詰まった場合、詰まらせた人が負担して下水道管を清掃しなければなりませんので注意しないといけません。
グリストラップ清掃時にすくい上げた油脂や沈殿物は、産業廃棄物として処分する必要があります。家庭用の一般ゴミとしては処理できません
グリストラップの部品は長く使い続けると消耗します。経年劣化で部品が破損したり、腐食や錆たりするため部品は交換しないといけません。
ということが分かりました。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
