グリストラップの清掃頻度と手順

グリストラップは施設や飲食店の厨房に設置してある油脂分離阻集器で、排水に含まれる油脂分と野菜くずなどのゴミを下水に流さないための装置です。

排水はグリストラップで油脂分やゴミが取り去られた後下水道に流れて行きますが、グリストラップの内側は汚泥やゴミが溜まって分離能力が落ちます。

それに排水管にゴミや汚泥などが詰まると悪臭や害虫が発生します。ですからグリストラップは定期的に掃除をしましょう。

また、飲食店や施設などの活動によって出た汚泥は、普通のゴミと同じようには捨てられません。産業廃棄物として処理ができる許可業者に処理を委託する必要があります。

このグリストラップをキレイに保つためには定期的な掃除が必要ですが、普段から詰まりを防ぎ長持ちさせる方法があればいいと思いますよね。

そこで今回、グリストラップの清掃頻度と手順について調べてみました。

グリストラップの清掃頻度と手順

グリストラップの清掃頻度と手順について

グリストラップは第1槽・第2槽・第3槽からなりますが、第1槽にはバスケットがあり、野菜のクズや残飯などの生ゴミが溜まります。

第2槽は水面に浮上する油脂分と沈殿する汚泥を分離する槽になっています。第3槽はさらに水分と油脂分を分離し、トラップ管を通して排水へ流します。

第1槽のバスケットに溜まったゴミは毎日掃除が必要です。バスケットを取り外し、ゴミ箱の上で逆さにして食物のカスを取り出します（ゴミは生ゴミとして出せます）。その後金属のタワシで擦ってぬめりを取ります。

第2槽の水面に浮上する油脂分は1週間に1回程ひしゃくやあく取りで取り除き、沈殿した汚泥は1ヵ月に1回専用のすくい棒で取り除きます。油脂や汚泥は専用の容器に入れて産業廃棄物として処理します。

第3槽のトラップ管は2～3か月に1回、ふたを外して金属のタワシでこすり洗いします。

掃除するときの注意点は自治体の決まりに従い、掃除で出たゴミの処理は相応に行うことが大事です。それにグリストラップの部品の脆弱化にも注意しましょう。

第1槽のバスケットに溜まったゴミは毎日掃除が必要ですが、これは誰でも出来るので従業員がやれますが、第2槽や第3槽の掃除は誰でもやれないわけではありませんが、結構大変な作業になります。

ですから従業員でやる場合は、ゴム手袋やゴーグルを装備し安全を確保してから始めましょう。道具もひしゃくやあく取り、金属タワシやバケツと言ったものを準備しましょう。

掃除が終わったなら各部品を確認し壊れてないか、腐食してないか確かめます。何も無かったら元のように組み立てます。

このようにグリストラップの掃除はかなり大変なので、無理せず定期的に業者に依頼してキレイにしてもらいましょう。

私のオススメは株式会社TSCのインターネットサイト「クリーニング・ラボ」のグリストラップクリーニングです。
https://shop.tsc-clean.com/collections/greasestrap

まとめ

いかがでしたか？

今回グリストラップの清掃頻度と手順について調べた結果

グリストラップは第1槽・第2槽・第3槽からなり、第1槽にはバスケットがあり生ゴミが溜まります。

第2槽は水面に浮上する油脂分と沈殿する汚泥を分離する槽になっていて、第3槽はさらに水分と油脂分を分離し、トラップ管を通して排水へ流します。

第1槽のバスケットに溜まったゴミは毎日掃除が必要です。

第2槽の水面に浮上する油脂分は1週間に1回程ひしゃくやあく取りで取り除き、沈殿した汚泥は1ヵ月に1回専用のすくい棒で取り除きます。

第3槽のトラップ管は2～3か月に1回、ふたを外して金属のタワシでこすり洗いします。

ということが分かりました。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。