
家電量販店やホームセンターでよく見かける「エアコン洗浄スプレー」。
手軽に使えて「自分で掃除できる」というイメージがありますが、実はプロの現場では推奨されないケースが圧倒的に多いのが実情です。
なぜ推奨されないのでしょうか? どこが危険なのでしょうか? どこまでなら使ってもいいのでしょうか?
そこで今回「エアコン洗浄スプレーは危険?」メリット・デメリット、について調べてみました。
「エアコン洗浄スプレーは危険?」メリット・デメリット
洗浄スプレーのメリット
まず、洗浄スプレーには一定のメリットがあります。
•価格が安い(1本1,000円前後)
•手軽に使える
•表面の汚れが落ちることがある
•一時的にニオイが軽減する場合がある
「軽度の汚れ」「応急処置」としては役立つこともあります。
しかし、これらはあくまで「表面的な効果」であり、内部の根本的な汚れには届きません。
洗浄スプレーのデメリット(ここが最重要)
1.洗剤が奥に残り、腐食や故障の原因になる
スプレーは熱交換器の表面に噴射されますが、すすぎができないため、洗剤が内部に残ります。
残留した洗剤は、
•アルミフィンの腐食
•電装部への侵入
•カビの再発
•ニオイの悪化
につながります。
プロが「大量の水ですすぐ」のは、洗剤残りが最も危険だからです。
2.汚れを奥に押し込んでしまう
スプレーの圧力は弱いため、汚れを浮かせることはできても、押し出す力が足りません。
結果として、
•汚れが奥に押し込まれる
•風量がさらに低下
•結露が増えて水漏れ
•カビが内部で増殖
という悪循環が起きます。
3.電装部に液がかかると一発で故障
エアコンの基板は、機種によって位置が左側・上部・前面と異なります。
スプレーが電装部にかかると、ショート→故障→修理数万円という最悪のケースになります。
プロが養生を徹底するのは、このリスクが非常に高いからです。
4.送風ファンには届かない
エアコンのニオイの原因の8割は「送風ファンのカビ」です。
しかし、洗浄スプレーは、
•ファンの裏側
•ファンの羽根の奥
•ドレンパン
には一切届きません。
つまり、ニオイの根本原因には全く効果がないということです。
5.ドレンパンの汚れは悪化する
スプレーで浮いた汚れがドレンパンに落ちると、スライム状の汚れが増え、詰まりやすくなります。
結果として、
•水漏れ
•カビ臭の悪化
•排水不良
が起きやすくなります。
洗浄スプレーを使ってもいいケース
次の条件なら「軽度の応急処置」として使えます。
•使用年数が1〜3年
•フィルター掃除を定期的にしている
•ニオイは軽度
•内部にカビが見えない
•冷房の使用頻度が少ない
ただし、根本的な洗浄にはならないことを理解しておく必要があります。
プロの洗浄は、分解+高圧洗浄+すすぎがセットであり、スプレーとは根本的に別物です。
専門家が推奨する「正しいメンテナンス」
洗浄スプレーに頼らず、次の方法が最も効果的です。
•フィルター掃除-月1回(夏は2週間に1回)
•冷房後の送風運転で内部乾燥
•室外機周りの整理
•年1回のプロクリーニング(業務環境は年2回)
特に送風ファン・ドレンパンの汚れは、プロの分解洗浄でしか落とせません。
まとめ
いかがでしたか?
今回、「エアコン洗浄スプレーは危険?」メリット・デメリットについて調べた結果
洗浄スプレーは手軽ですが、次の問題が起きやすい道具です。 •洗剤残り
•汚れの押し込み
•電装部への液侵入
•ニオイの悪化
•水漏れ
•故障
軽度の汚れなら使える場合もありますが、中度〜重度の汚れには逆効果です。
エアコンを長く安全に使うためには、年1回のプロクリーニングが最も確実でコスパの良い方法です。
ということが分かりました。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
