ここ2~3年コロナが主流でインフルエンザがあまり流行らなかったのに対して、今年はインフルエンザも流行ってきています。
コロナに限らずインフルエンザもやはり消毒対策がウイルスを除去してくれます。
今やどこに行ってもみんなが使っている消毒薬ですが、よく聞くアルコール75%という物が多いですよね。
そこで今回、アルコール75%消毒剤の分類と特性について調べてみました。
アルコール75%消毒剤の分類と特性
薬機法において承認されている消毒剤の中には、医薬品と医薬部外品があり、さらに医薬品は医療用医薬品と一般用医薬品に分けられます。医療用医薬品は医師か歯科医師が使うか、医師か歯科医師の処方せんか指示に従い使う医薬品のことをいう。一般用医薬品は医療用医薬品以外の医薬品のことをいう。
薬機法において承認されているアルコール消毒剤は、医療用医薬品・一般用医薬品(第3類医薬品)・指定医薬部外品になります。
消毒剤の分類としては・医療用医薬品としての消毒用エタノール・一般用医薬品:第3類医薬品としての消毒用エタノール・エタノール製剤としての手指消毒剤に分けられます。
医療用医薬品としての消毒用エタノールが、審査も厳しく、有効性や安全性等が最も担保されます。普通ドラッグストアでは目にすることはなく濃度は76.9~81.4vol%です。
一般用医薬品:第3類医薬品としての消毒用エタノールは「消毒用エタノール」として表示されていて、「第3類医薬品」の記載もあります。濃度は76.9~81.4vol%です。
エタノール製剤としての手指消毒剤は「手指消毒用」と表示されていて、他の記載に「指定医薬部外品」があります。手指の消毒にしか使えません。76.9~81.4vol%の濃度です。
ただし、医療用医薬品や一般用医薬品として承認を受けていても、「速乾性手指消毒剤」として表示しているものもあります。濃度も72vol%のもあります。
アルコール消毒液は手や指、家具などの消毒のために使います。一般の細菌や結核菌や真菌などからHIVを含むウイルスを除去するのに有効です。
手の消毒には手の平→手の甲→指の間→親指→手首にしっかりと自然乾燥するまですり込みます。
アルコール消毒液を使う時は以下の点に注意しましょう。
傷や手荒れがあると染みますので使用は避けましょう。
燃えやすいので台所など火のそばでは使うとき注意しましょう。
手指消毒に適した消毒液には・イソプロパノール/エタノール(強力な殺菌力を持ち、人体への刺激も強い)・イソプロパノール+エタノール(エタノール等よりも安価)になります。
アルコール消毒液で手を消毒する場合は
消毒液を手のひらに適量取りだし、両手でこすり合わせる。指の背から指の先まで、手の甲を反対の手の平でこする。指を組んで間をこする。親指を反対の手で握り、ぐりぐりとこする。両手首をこする。アルコール消毒液が乾くまで手全体をまんべんなくこする。
アルコール消毒は、石けんを使った流水での手洗い後にすることで、効果はさらに発揮できます。自宅では洗面台に常備しておくと便利です。
アルコール消毒液の補充は、消毒液に抗菌作用があるので、同じ容器に注ぎ足して大丈夫です。ただ容器は定期的に洗浄・乾燥を行ってください。
まとめ
いかがでしたか?今回、アルコール75%消毒剤の分類と特性について調べた結果
アルコール75%消毒液は、一般の細菌や結核菌や真菌などからHIVを含むウイルスを除去するのに有効。
ということが分かりました。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。