アルコール75%とコロナウイルス

コロナウイルスが流行しだして3年が過ぎましたが、まだまだ終息はいつになるかわかりません。

そこで我々も常に予防のための手洗いや消毒は欠かせません。我々が消毒を使うときはどんなアルコール消毒薬がいいのでしょうか?

一口にアルコールと言っても、消毒用として売っている物も含有量のパーセントなのか数字が70だの77だの80だのと色々書いてあるし、アルコール○と書いてあったり、エタノール○と書いてあったりでよく分りませんよね。

ではアルコール含有量って何パーセントのものがいいのでしょうか?

よく聞く物にアルコール75%とありますが、このアルコール75%はどういう物で、コロナウイルスの予防消毒としてはどうなのでしょうか?

そこで今回、アルコール75%とコロナウイルスについて調べてみました。

アルコール75%とコロナウイルス

コロナウイルスの消毒には普通、使われるのはアルコール70%などですが、その時使われるアルコールはエタノールといいます。同じアルコールでもメタノールは人体への毒性が高いので、手などの消毒用としては絶対に使ってはいけません。

エタノールは、アルコールの一種で、揮発性の無色液体で、エチルアルコールともいいます。アルコール類では毒性はかなり低く、他の物質を溶かすものとしてはよく使われ、溶剤・有機合成原料・消毒剤などとして広く使われています。

メタノールは、有機溶媒などとして用いられるアルコールの一種で、メチルアルコールともいいますが、エタノールとは違います。メタノールは危険物第四類アルコール類で、取り扱い時の吸入・故意の摂取・誤飲や多量の皮膚接触で中毒を起こします。症状としては、目の網膜を損傷することによる失明がよく知られています。

新型コロナウイルスの除去には、石けんを使い流水で洗い流すといった丁寧な手洗いが有効です。手洗いができない場合は70%のエタノールのようなアルコールが消毒効果があります。

メタノールは人体への毒性が高いので、消毒用として用いることは絶対にしてはいけません。濃度が高くなれば、可燃性のアルコールは燃えやすくなるので、使う時は火気を避け、換気に心がけましょう。

コロナウイルスの予防の手洗いの方法は、手や指についたウイルスを洗い流すことが最も重要です。手指についているウイルスの数は、15秒間流水で手洗いするだけで1/100に、石鹸やソープを使ってもみ洗いを10秒してから、流水で15秒すすぐと1/10000に減らせます。

ですから手洗いの後に、さらに消毒のために消毒液を使用する必要はありません。

手が洗える状況になく手洗いができないような場合は、アルコール消毒液が有効です。この時アルコール濃度は70%以上でエタノールは95%以下がいいです。
アルコールは、ウイルスの内部と外部を隔ているものを壊すことで毒を消し去らせるものです。
また、人が手などに使用する場合は、その品質と有効性のほか人体へは安全か確認された「医薬品・医薬部外品」を使用して、よくすり込んでください。

70%以上のエタノールが入手困難な場合には、60%台のエタノールによる消毒でも一定の有効性があると考えられる報告があり、60%台のエタノールを使用した消毒も差し支えありません。

まとめ

いかがでしたか?
今回、アルコール75%とコロナウイルスについて調べた結果

アルコール75%というのはアルコール濃度が75%と言う意味で、コロナウイルスの予防に消毒薬として使うにはよい。

消毒用で使うアルコールというのはエタノール・エチルアルコールと言われる物で、似ているがメタノール・メチルアルコールと言われるものは毒性が強いので使ってはいけない。

ということが分かりました。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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